F



三田川駅はなんと!無人駅であった!!





田舎だ田舎だとは思っていたけれど、ちょっとこれはショック。

でも錆びついた鉄柵とか、ペンキの剥げたベンチとか
いい感じじゃない?

ベタだけれど周りを緑に囲まれて
とても静かな場所だった。

改札口もなくって、そのかわりに
古い切符であふれた缶があった。



ごまかして切符を持ったままこの駅を出るは、とても簡単。



でもきっとこの駅を使うような人はそんなことしないんだろう。

いいな。
やさしい……。


そう思いながら私の切符も缶の隙間に入れた。








< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

恋しくてさけぶと、
セリー/著

総文字数/1,265

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop