君がタメ
DOM! DOM!


CLUBの扉を開いた瞬間
体に目に耳に…

音が染みる

やっぱ良いね!CLUBは!

カウンターで
テキーラトニックを頼み
作ってもらってる間に

知り合いとたわいもない話しで盛り上がる

…とその時


ド派手な格好をした酔っ払い女が話しに割り込んできた。

薄い布切れみたいな服に
ミニスカート網タイツ

とどめにガーターベルト
といった いで立ち

まるで男の願望を叶えたような姿だった


女:なんのはなしぃ?


ヒロ:いや…
すげぇ格好してるね。


女:どのへぇんがぁ?

…と女が擦り寄ってくる


ヒロ…ぜ、全体的に


周りを見渡すとさっきまで話してた奴らが

俺を見て苦笑いしている。
俺も嫌いじゃないんだけど苦手なんだよなぁ…



って目だ。



俺は隙をみてそっとフロアの方へ逃げた

誰も助けてはくれなさそうだったから
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