それでも…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『…美!?奈々美!』
…瑞希が必死であたしをよんでいる。
「えっ!?」

『数学の問題!!あたってるよ』

「まぢで?!
はい…えーっと……
すいません…わかりません。」

クラスでクスクスと笑いがおきている。

あちゃー…
あたしまた寝ちゃってたんだ…まぢ最悪…

チラッと涼の方を見る。
涼はニヤニヤこちらを見ている。

嬉しいような、
嬉しくないような…
そんな気持ちに襲われていた。
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