奴のとなり



正面のソファーに座るナナミさんも
同じものをもってるけど、
色が黒いからブラックなのかも。



やっぱり大人だ。



じっと見てると、
ナナミさんと目が合い、何だかドキドキした。



自分の周囲に
居ないような人だからかな。



ナナミさんは
コーヒーを一口飲むと、テーブルに置いた。



「俺にする?」



仏スマイルで口にした言葉。



あたしは全く理解できなかった。



そんなあたしをナナミさんは優しく見つめた。











< 216 / 555 >

この作品をシェア

pagetop