奴のとなり



放課後を知らせる
チャイムが鳴り響く。



さて帰ろうかと
鞄に教科書を詰め込むと、
ふと気づく。



・・・・・・。



あいつの教室知らないじゃん。



待ち合わせの約束もしてないのに
どこでどうすればいいんだ?



考え込んでいると、
肩を叩かれあまりの驚きにしばらく反応できなかった。



今まで話しかけられることなんてなかったから。



固まってるので叩いた子も戸惑っている。



たしか同じクラスの・・・ふひゃららさん。



ダメだ、名前分からない。







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