奴のとなり



「あぁ!!」



「そう」



思い出した。



たしか、ナナミさんはいつか誕生日になったら、あの時の理由を教えてくれるって話をしてたんだった。



あたしの誕生日は1月1日。



もうすぐやってくる。



「今さらいらない?」



「そんな!!聞きたいです!」



ぶんぶん首を振ると、ナナミさんは声を出して笑った。



やっぱり、ちょっと酔ってると思う。













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