奴のとなり
面白すぎて、携帯のカメラに収めた。
ちょっとの間待受けはこれだね。
あたしは携帯をむふふって眺めては何度も思い出し笑い。
「凄いことになってる」
「何が?」
眠たそうに目を擦りながら、奴はあたしの横。
ケイちゃんちを出て、あたし達はナナミさんに送ってもらっていた。
「昨日言ってたとこ行くんだったら送ってくよ」
ナナミさんの優しいお誘いに、あたしは嬉々と乗った。
心地いいナナミカー。
車だとあっという間。
お店はもう空いてる時間だから、大丈夫。
それにサツキさんにも連絡はしといた。