奴のとなり



どの人をとっても、あたしにとっては大事な人で、あたしが変わる上で大切な人たちだった。
ほんとにそう思う。



物思いにふけっていると、肩を叩かれて振り返る。



桃矢くんにしては早い。



「早かったね」



「そうかしら」



「へっ?!」



そこにはとっても見覚えのある人。
何だか一人気まずくて、勝手に距離を置いた人。



小悪魔さんの降臨だった。












.
< 428 / 555 >

この作品をシェア

pagetop