奴のとなり
愛とは言えないけど、
友情とは違う何かが芽生えている気がした。
早速、一樹桃矢マジック!?
あたしは、奴の顔を見ながら、
遠くでチャイムが響くのを聞いていた。
お昼は奴と一緒にここで食べよう。
お弁当ないかもしれないから、
あたしのを分けたげよう。
それで、ケイちゃんの言ったことを言ってみよう。
お弁当を取りにいくため、
腰を上げ、保健室を出た。
温まった体に、
廊下の冷気は冷たすぎて、
早足になる。