ほんとの自分。

そんなある日、メールがきた。

この前、太陽に告白してきた人からだった。

『こんばんは★この前は、答えてくれて、ありがとう。これからも普通に友達でいてください。』


太陽は、何も感じずにメールを返していた。


『うん。わかった☆』


だが、普通にメールをしているうちに相手の態度が変わってきた。

『やっぱり無理…』
『付き合ってよ。』
『死にたい…』


太陽「なんなんだよ!」

イライラしながらも普通にメールを返していた。


すると、見知らぬ携帯番号から電話がきた。

太陽「誰かな。」

太陽は、電話に出た。


女「こんばんは。太陽君。」


メールをしていた女だった。

太陽「こ…こんばんは…。」


なんで電話番号を知っているのか。
という疑問が頭に浮かんだが、誰かに聞いたんだろうと予想し、あえて聞かなかった。


太陽「なんか用…?」


女「付き合ってよ。私のこと、好きになってよ。」


太陽「ごめん…。メールで言った通り、無理。」

女は、すすり泣きをしはじめた。

だが、明らかに嘘っぽかった。


女「好きなの…。」
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