優しい檻
「実はまだ、スーツケース整理しきれてないんです。明日朝早いのに。
」
「雪依。」
振り返ると、船越は雪依を押し倒してキスをしてきた。
懐かしい、情熱的なキス。
「どうして、抱く価値なんか無かったんじゃ…」
「黙れ。」
また、口を塞いできた。
昔の想いが蘇る。
「だめ!先生やめて…」
何も考えられなくなる。
船越は雪依の身体を隅々まで知っている。
どうすれば雪依が抵抗出来ないかも。
暫く抵抗していたが、やがて諦めて、雪依は彼を受け入れた…