優しい檻

「YUI」同じクラスの子が話してきた。

「ボーイフレンドが会いに来たわよ。
いい男じゃない」
「え?私に?」

もしかして―
先生?!

「雪依」

懐かしい、日本語が聞こえた。
そして、―懐かしい声。

―これは夢…?

「久しぶり」

「―俊…」
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