君が落ちるまで
二年前
私の名前は早咲玲奈(はやさき れな)。青春まっさかりの14歳。

明るく前向きな性格と言われるけど、自称めんどくさがり。

私の親友・大井夢伽(おおいゆめか)。夢伽は可愛くて、すごくモテていた。

毎日男子からのラブレターは絶えなかったし、渋谷を歩いていてもよく声をかけられて

いた。

私は夢伽を尊敬していた。大好きだった。誰よりも夢伽が大切な存在だった。

ある日、事件は起きた。

朝、いつものように夢伽と投稿し、上履きに履き替えようとすると、夢伽が震えてい

た。

私は

「んッ??何かあった?」

と聞いた。その瞬間、夢伽は私の方を向いて泣いていた。

私は訳がわからなくて、夢伽の下駄箱の前に立った。

ビックリした。
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