雨ロディー
誰かが向かいの道路に佇んでいる。
真っ黒な傘をさしてただぼんやりと何かを見ているようだ。

ツンタタ、ツンタタ。

「何してんだろ・・・頭イカれてんのか?こんな雨の日に・・・」

ツンタタ、ツンタタ。

僕は無視して昼食を作る事にした。
あいかわらず雨は独特のリズムを創りながら落ちてゆく。

ピーンポーン・・・

「!」

雨垂れとは全く別の音がして瞬時に怯む。
回覧板か?
それとも、
まさかだけど、
展開的にこれって・・・
< 2 / 3 >

この作品をシェア

pagetop