4人の執事

ー10分前ー



り「ちょっと下から資料とってくるねぇ」



亮「よろしく」





でも、いまだにりーは帰ってこない・・・




優「りーおそくない？」



裕「大丈夫ですよ」




優「ちょっと、優愛見てくるね」



忠「えっ？」




裕「行っちゃいましたね」




隆「待ってれば戻ってくるのに
　　優しいんだねぇ、優愛は
　　亮ちゃんが好きになった訳分かる
　　よーな気がする！」




亮「おい、声でけぇよ」





ガラッ――――






隆「ほら、戻ってきた・・・りーちゃんは
　　？」




優「それが、いないの
　　資料も無くて、道具も何も無いの」





亮「えっ、ちょっと待てよ、誰かに襲われたとか無いよな」




優「亮、やめてよ」




忠「でも、その可能性あるかも
　　どこか行くときは俺たちに知らせてから行くって
　　決めたもんな
　　勝手に行くはずないし
　　約束破るはずも無い、資料室は外の裏庭にあるだろ
　　人目が無い所だから狙われやすいんだ
　　それに、
　　あのしっかり物のりーちゃんだもん」




優「・・・探してくる」




裕「優愛まで襲われたらどうするんですか？」




優「いい、今はりーを助けることを1番にしなきゃ」




亮「俺らも行く」



隆「何かあった時はお互い様だからね」




優「ありがと、行こう」



亮「おう」