あしたは笑おう
―キーンコンカーンコン!‥。


今日1日の授業の終わりを告げるチャイムが鳴った!




勇馬はかばんに筆箱だけを入れて猛スピードで体育館に走った。
途中廊下を歩いてる生徒にぶつかっていく勇馬。でも勇馬は気付いてないみたい(笑)


それほど今日のバスケに対する気持ちは強かった。
部長として初めての部活。
誰よりも早く着いて準備しようと走った。




体育館に着くと
先着が2名。しかもバスケットボールをつく音がする。
ドリブルの速さ、音、つくタイミングで大牙と功平ってすぐに分かった。



「遅いっすよ!部・長!」
大牙が笑ってからかう。
「お前らが早すぎんだろ~!」勇馬も笑って返す。
この2人も同じこと考えてたんだな。





「勇馬!今日の紅白戦どうする?2年はちょうど俺らを抜かして10人いるからいいとして。1年はどうする?」

「1年は様子を見てだす。気になる奴もいるしな☆」


「分かった!じゃあ俺審判するから。勇馬は試合をゆっくり見てちゃんと考えてくれな!」


「おう!」


俺たちが話している間に
他の部員は集まった。
みんな紅白戦があるからか
無言でバッシュに履き替えている。

緊張が勇馬にも伝わってくる‥☆


この試合で活躍すればスタメン!
そりゃ気合いは入るだろ‥☆



メンバーを発表し紅と白に分かれた。



ピピーッ!
試合の始まりを告げる笛が鳴った。
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