あしたは笑おう
2人は同じ中学に入学した。 それに伴ってライバル同士からチームメイトに‥




チームメイトという形になってからは1on1はしなくなった。
功平と勇馬にはいつのまにか距離ができていた。
勇馬はそんなこと思っちゃいないが、功平が自分から壁を作ってしまった。


中学に入っていきなりスタメンの勇馬。
いくら勇馬の次に上手くても明らかに1番と2番には差があった。



それを知ってしまった功平は勇馬に話しかけることすらできなくなっていた。


勇馬は一生勝てない存在―
いつのまにか自分に言い聞かせていた。
バスケに冷めかけていた自分にも気付いた。


そんな時に副部長やれなんて‥‥‥




                                                    
―「おい!功平!早く計画たてんぞ。俺こーゆの苦手なんだ。頼むわ☆」

勇馬が普通に話しかけてくれた。しかも名前で‥



「おっ‥!分かった。こんな感じでどうだ!?」
功平も普通に返した。


「いや‥やっぱこの日は‥‥!‥」




2人の話し合いが進んで1時間も経たないうちに終わってしまった。
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