愛宙-あいちゅう-
・・・いつのまにか美空の一人語りから文章が変化してないか・・・?
・・・・それはよしかわんたんめんさんが壊れかけの麺類だからだよ・・・
・・・・・そっか、そうだよね。もうそろそろ美空の一人語りに改めます・・・





日は落ちて。
美空と太朗は太朗の自宅アパートにいた。
太朗はここで一人暮らしをしているらしい。
「ねえ、タロウって何歳なの?」
「え、オレ?」
・・・・だからお前しかいないってば・・・
「オレは24歳、小さい頃はおばさんと暮らしてたんだ・・・・もう長い間一人ぼっちさ」

「え!?」
「オレの母親、小説を書く人だったんだ。でもオレを生んでからどっかに消えちまって。父親はオレが生まれる前にガンで亡くなったらしい・・・」
「そんな・・・」

こんな良い人のタロウがこんな悲しい境遇でいなくちゃなの!?
だったら・・・
「あたしがタロウと一緒に住む!これからは一人じゃないよ!」
アタシの言葉に驚きをみせるタロウ。
そうだよね・・・やっぱアタシなんかが・・・・
「マジか」

えっ・・・・
タロウは意外にも嬉しそうだった

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