圭二とアヤ2
座席【あなたのとなり】
「ケイジw」
「またお前がとなりかよ」
「いいじゃん。」
「まぁ・・・むさいやつよりはましだな。」
「ねぇ。このクラスって男子だけ?」
「いや・・・ほら、あそこに・・・」
指さした先にはショートカットの確かに女子の制服を着た女の子が座っていた。
「よかったぁw」
「よくねぇ。あいつには近づくな。」
「?ナンデ?」
「あいつ、ヤバイ人だから。」
「?」
そんなことをしている間にHRは終わった。
「いいなぁ。ケイジ。みーちゃんの横。」
「みーちゃん!?」
「おい。アヤが引いてるだろ翔。」
「あーごめん。ごめん。」
「アヤ。コイツは、大分翔(オオイタ ショウ)」
「どっ、どうも。」
な!?
この人かっこよくないですか?
「みーちゃん。ケイジ、この学校で結構あれちゃったの。」
「はぁ。」
「中学の時とは少し違うでしょ?」
「はい。」
そういや、髪型が・・・なんか髪の毛が・・・
さらさら・・・
なんかいいにおいもする。
ん!?
耳に穴が!
「ケイジもしかして・・・」
「もしかして頭張ってたりする。」
「えええええええええええええええええ!」
「アハハ みーちゃんびっくりした?」
「だって、ケイジって呼ぶのみーちゃんと俺ぐらいだよ。」
「そんなことねーよ」
「山田クン。成長ぶりにびっくりだよ」
「あからさまでキモい。」
「はい。」