圭二とアヤ2
次の休みの日に、サクからショウとサクの仲良く撮られた、写真が送られてきた。
「おめでと」
そうつぶやいて、ねた・・・。
夢の中でケイジが未だに柚子と会ってる夢を見た。
ケイジ・・・
ケイジ・・・
いやだよ・・・
夏色の着信で起こされた。
「おまえ。もうかけてくんな」
それだけ言い、俺は電話を切って着信拒否した。
連絡先も消した。
そのあとすぐに鳴った別の着信音。
寺倉とショウの写真・・・。
「見せつけかよ」
それだけつぶやき、ケータイを乱暴に投げつけた。
その反動で、本棚から本が落ちてきた。
「アルバム・・・」
思い起こせば・・・
俺の隣にアヤがいることは自然すぎた。
特に理由はないし。
こんなになるなんて・・・。
そのまま、まどろんだだけだと思ったら眠っていた。
外は暗く、星たちは街にともる街灯に負けないように輝きだした。
「アヤ・・・」
そう呟き、また眠りにつく前に・・・
「休日無駄にしたや・・・」
そして、寝た。