圭二とアヤ2
「あんなぁあたしの好きな人は・・・地元にいるの。だからあたし高校やめて別の高校行こうと思う。」
「?」
「・・・去年からさぁ、ケイジの学校女子いいよね?」
「うん。でも、全校で女子は10人しかいないよ・・・・」
「ほれ!」
転入届。
「何でくんねん!」
「いやなんか!?また、最強コンビ組めるねんで!よろこびーよ!」
「なんでじゃぁ!!男子校やぞ!めっちゃ危ないねんぞ!」
「わかっとるがな!」
「危険なんやで?」
「大丈夫や!」
「どこからくんねん!その自信!」
「なんとなくや!」
「もうしらんぞ!」
「大丈夫や!」
「だかえら!どこからくんねん!その自信!」
「ケイジ、そのセリフしか言えんと?だから、お前はケイジやねん!」
泣き目になるケイジ・・・。
「そんなんじゃ吉本は遠い夢で終わってしまうで!」
「目指してないから!!!」
「まずはM-1からやな」
「でないから!」
部屋の隅っこで悲しいんでいたマサヒサも
「頑張れケイジ!」とにこやかな表情で親指を立てる。
「兄貴まで・・・!やらないってば!」