有罪モラトリアム
私「あのね、Aにずっと黙ってた事があるの。」
A「なぁに?」
私「私、彼氏ができたんだ。大学生の。」
Aはまた驚いた顔をした。
A「まぢで!!おめでとう!!!」
彼女に引け目を感じてずっと話せていなかった。
Gさんと付き合いだしてから、Aと遊ぶ事は何回もあったし、言う機会はいくらでもあったのに。
Aは素直に喜んでくれた。
こういう人なのだ。彼女は。
何も心配することなどなかったのに。
A「大学生って・・・どこで知り合ったの???」
私「えーっとね・・・。驚かないで欲しいんだけど・・・w」
A「何w」
私「ゲームの中w」
A「えええええ?!」
Aはまたまた驚いた顔をした。
A「何か今日は驚くことばっかだ・・・。一体どーゆーこと?!」
私「話すと長くなるんだけどね・・・w」
私はFFXIのことを話した。
いつ頃出会ったのか、どうやって恋をしたのか。
Aはうんうん。と頷きながら、時々驚きながら、私の話を聞いてくれた。
A「うわーー・・・私には未知の世界だわw
でもおもしろそう。そんなこともあるんだねぇ。」
私「私も未だにあんまり実感がなくってw」
A「今度写真みせてよw」
私「プリクラあるから今度持って来るw」
A「いいなーーw」
えへへ、と2人で笑い合った。
なんだか恥ずかしかったけど、ずっと言えなかったことが言えてスッキリした。
その後はAに今の授業の進み具合を教えたり、学校であったことを教えたり、これからのことなどを話し合った。
すっかり時間が経っていて、話し終える頃には夜の7時になっていた。
私「あああ。ごめんね、長話しちゃった!もう帰らなきゃ。」
A「ううん!すっごく助かったよ。また話そw」