有罪モラトリアム
私はAにお別れして、急ぎ足で家に帰った。
家に帰ると母が
「遅かったね~。もう夕飯できてるよ。」
と、私の帰りを待っていてくれた。
ご飯を食べてる間も、Aの笑顔を思い出すと、なんだか顔がニタニタしてしまった。
母「何かいい事でもあったの?」
ぅ。さすが母はスルドイ。
私は詳細は話していなかったけど、学校でAと私が嫌がらせを受けている事を母には話していた。
見つかってしまった事があるのだ。私が集めていた証拠品を。
私「お母さん、聞いて!あのね・・・。」
ご飯を食べながら、今日あった事を母に話す。
母は笑顔で私の話をじっと聞いてくれた。
なんだか今日の私は饒舌だ。
言葉がポンポンと飛び出してくる。
すると、私の話を聞いている母の目から、涙がポトリ、と一粒落ちた。
ぇ・・・?
母「よくがんばったね。ずっと心配してたんだよ。」
あぁ、全然気づいてなかった。
私は母にもこんなに心配をかけていたんだ。
私「心配かけて、ごめんなさい。」
母「良かった・・・。Aちゃんも、本当に良かった。」
母は目元を押さえながら、良かった、良かった、と繰り返しつぶやいた。
母「今度の三者懇談で先生に言おうかと思ってたところなのよ。
ユキ達をいじめてたのはSちゃんだったのね・・・。
ユキは先生には言わないでって言ってたけど。
お母さんにできることはそのくらいだったからね。」
そっか・・・。
自分の力で解決することができて良かった。
先生まで巻き込んだら、余計に話が大きくなるだけじゃないかって思ってたから。
ご飯を食べて、お風呂に入って、自分の部屋のベッドにゴロリと転がり込む。
なんだかとっても疲れてしまった。
心地よい疲れだった。
そのまますぅっと眠りについた。
家に帰ると母が
「遅かったね~。もう夕飯できてるよ。」
と、私の帰りを待っていてくれた。
ご飯を食べてる間も、Aの笑顔を思い出すと、なんだか顔がニタニタしてしまった。
母「何かいい事でもあったの?」
ぅ。さすが母はスルドイ。
私は詳細は話していなかったけど、学校でAと私が嫌がらせを受けている事を母には話していた。
見つかってしまった事があるのだ。私が集めていた証拠品を。
私「お母さん、聞いて!あのね・・・。」
ご飯を食べながら、今日あった事を母に話す。
母は笑顔で私の話をじっと聞いてくれた。
なんだか今日の私は饒舌だ。
言葉がポンポンと飛び出してくる。
すると、私の話を聞いている母の目から、涙がポトリ、と一粒落ちた。
ぇ・・・?
母「よくがんばったね。ずっと心配してたんだよ。」
あぁ、全然気づいてなかった。
私は母にもこんなに心配をかけていたんだ。
私「心配かけて、ごめんなさい。」
母「良かった・・・。Aちゃんも、本当に良かった。」
母は目元を押さえながら、良かった、良かった、と繰り返しつぶやいた。
母「今度の三者懇談で先生に言おうかと思ってたところなのよ。
ユキ達をいじめてたのはSちゃんだったのね・・・。
ユキは先生には言わないでって言ってたけど。
お母さんにできることはそのくらいだったからね。」
そっか・・・。
自分の力で解決することができて良かった。
先生まで巻き込んだら、余計に話が大きくなるだけじゃないかって思ってたから。
ご飯を食べて、お風呂に入って、自分の部屋のベッドにゴロリと転がり込む。
なんだかとっても疲れてしまった。
心地よい疲れだった。
そのまますぅっと眠りについた。