有罪モラトリアム
写真を撮ってもらって、またBとお喋りして時間をつぶしていました。
ふと彼の方をみると、女の子に帯のようなものを巻いていました。

!!!
ちょっとジェラシー・・・w
楽しそうに笑って女の子と喋ってる・・・。
そういえばここに来てから彼とほとんど喋ってないや。
楽しみにしてたんだけどな、彼と会えるの・・・。
せっかく綺麗な衣装を着たんだけど、こっちを見る余裕なんてなさそう…。

だめだめ。そんな我侭なこと考えちゃ。
彼は忙しいんだから。
あれは、彼の役目なんだから。
そう、ただの役目で妬く必要なんてないんだから。
今日は衣装合わせのためにここに来ているんだから!

全員着替えと撮影が終わった頃に、また彼から説明がありました。

彼「お疲れ様でした。衣装合わせはこれで終わりです。
 着替えをしたら後は各店舗の説明がありますので、
 各国ごとにグループを組んでいただいて説明を受けてください。
 説明が終わりましたら各自帰っていただいて結構です。」

私はまた部長に頭の飾りを取ってもらって、元の服装に着替えました。
グループって…どこかなぁ?とキョロキョロしていると、
知らない男の人が「あ、こっちですよ。」と、私を手招きしてくれました。

着替えをしている間に、長机がばらばらになっていて、
6グループに分かれていました。

インド
韓国
ベトナム
フランス
ロシア
イタリア

どうやら6店舗あるみたいでした。
韓国の机にいくと、私を呼んだ男の人と、もう1人女の人がいました。
3人でするのかな・・・?

男の人が自己紹介をしてくれました。どうやら部活の人みたいです。
女の人と私も自己紹介しました。

男の人はIさん、女の人はEさんと呼びます。

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