有罪モラトリアム

私「カナタさんって料理はするんですか?」

ぱっと見使われてなさそうな綺麗なキッチン。

彼「料理は全然できませんよ。
  ユキさんに今度作ってもらおうかなw」

私「私なんかのでよければw」

彼「お菓子すごくおいしかったし、ユキさんは料理が上手そうですね。」

私「あれは・・・一生懸命練習したんです(/ω\)
  料理しないんじゃ、普段何食べてるんですかw」

彼「いつもコンビニ弁当ばっかりですよ。
  あとはスーパーの惣菜、カップラーメン、男の一人暮らしの基本ですねw」

私「栄養偏っちゃいますよ。
  今度つくりに来ちゃおっとw」

彼「約束ですよw」

彼はジャケットを着替えて、私の方へ来ました。

彼「行きましょうか。」

私「はい。」

外に出て、鍵をかけて、階段を降ります。
階段を降りてすぐのところに駐車場がありました。

彼はピピッと車の鍵を開けて、助手席の扉を開けてくれました。


彼「どうぞ。」


私「じゃあ・・・おじゃまします。」


ちょっとお姫様気分w
カナタさんってほんと、王子様みたいw
なんでこんなに丁寧なんだろう。
前のデートでレストランで食事をしたときも、イスを後ろにひいてくれました。
そんなこと今時してくれる人ってあんまりいないよね?
よっぽど育ちがいいのかな?
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