有罪モラトリアム
彼「今日はイタリアンでもいいですか?」
私「はい。」
彼「ピザがすごくおいしいお店があるんです。
ソースが自家製らしくって、具もたっぷりでおいしいんですよ。
よく部活のみんなと食べにいきます。」
私「聞いただけでお腹がすいてきちゃいましたw」
彼「僕もですw」
そうやって、他愛もない話をしていると20分くらいでお店に着きました。
店の駐車場に車をとめるとき、彼が私の近くに手をついて後ろを振り返り車をバックさせていました。
男性のこういう仕草にドキドキしちゃうのは私だけじゃないはずw
車を降りて、お店に入りました。
香ばしい、いい匂い。
お店は結構賑わっていて、人がいっぱい。
幸い待つことはなく、すぐにウェイトレスの人が席に案内してくれました。
彼オススメのピザを注文します。
机の上には可愛らしい少女のガラス細工が飾ってあって、小さな花を持っていました。
他のテーブルを見渡すと、どうやらいろいろな種類のガラス細工が飾られているみたいです。
こういうのダイスキ・・・。思わず見入ってしまいます。
彼「可愛いですね。前座ったテーブルには犬の親子が置いてありました。」
私「ガラス細工って好きなんです。」
彼「あ、今度行ってみますか?ガラス細工の工房があるんです。
近くに遊園地もあったので、ユキさんと行ってみたいなって思ってたんですけど。」
私「わぁぁ。ぜひいきたいですっ!」
彼「じゃあ、イベント終わったら一緒に行きましょう。」
私「楽しみですーー。」
なんで彼って私の趣味にピッタリなデートを選べるんだろう?!
もちろん、彼と一緒だったらどこへ行っても楽しいに違いありません。
前から思ってたけど、彼の洞察力って並外れているような・・・。
指輪までピッタリ、衣装までピッタリ。
おまけに趣味や行動までズバリと言い当てます。
彼がおいしいと言うものは全部おいしいと思うし、
彼が綺麗だと言うものは、全て美しく見えました。
趣味が合ってるのかな?
私がわかりやすすぎるんでしょうか?