有罪モラトリアム

ピザを食べ終えて、いろんな会話をして、すっかり満足しました。
夕方にいじけて散歩してたのがバカみたい・・・。

もうそろそろ帰らなければいけない時間になっていました。
帰ることを考えるといつも憂鬱になりました。

彼「今日はユキさんの家まで車で送っていきます。」

私「え!!いいですよ、本当に遠いですから。
  2時間以上はかかっちゃいますよ?」

彼「明日は特に予定もないですし、大丈夫ですよ。」

私「でも・・・。」

彼「もうちょっと一緒にいたいから、送らさせてください。
  今日はずっとユキさんのこと待たせてしまったし。」


むむむ。
待たせた事気にしてるのかな・・・。
私が勝手にどこか行っちゃったりしたから。
いいのかなぁ・・・。


私「じゃあ、今日だけ・・・。」

彼「やったw」


もう、可愛いんだから(T▽T)
そんな可愛い顔して笑わないで下さい。
胸がキュンってしめつけられちゃって、本気で痛いんですけど!w
彼の笑顔ほど私をほっとさせ、喜ばせるものは他にはありません。


こうして、彼と2人っきりの長いドライブが始まるのでした。


< 159 / 287 >

この作品をシェア

pagetop