有罪モラトリアム
私「ガー子っていくつなの・・・?」

ガー子「内緒v」

私「教えてよ・・・w カナタさんがいくつだか知ってるの?」

ガー子「カナタさんは大学生。」

私「知ってるんだ。」

ガー子「カナタさんが欲しい♪カナタさんがほっしい♪」

私「悪いけど、渡すつもりは全くありませんから。
それにからかわれてるとしか思えないw
どうせいつもみたいに、後でみんなと笑い物にするんでしょw」

ガー子の口調はいつもと変わらずで、たとえ中身が女の子であっても、
ふざけて言ってるようにしか思えませんでした。
というか、そーゆー風に思いたかったのかも。
だから私は信じられませんでした。


ガー子「あっそw」



ガー子はそれだけいい残して、さっさと部屋に入ってすぐにログアウトしてしまいました。

本当にわけがわかりませんでした。

本当に女の子なのか、本当に彼が好きなのか。

誰にも女だという事を言うな、と言われてしまったので

他の人に相談するわけにもいきません。

私は「からかわれている」ことにして、このことをしばらくずっと忘れていました。

その後のガー子の態度も、特にいつもと変わらなかったからです。

相変わらず私をライバル扱いして、彼のことをダーリンと呼び続けていました。

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