有罪モラトリアム
第8章:罪悪感の詰まった紙袋


2003年、1月

新学期が始まる前日、

私はAと電話で一緒に学校へ登校する約束をしました。

始業式、一緒にでようね。

こうして、Aと新しい学校生活を始める事になったのです。

まだ不安はありました。

今までの状況は変わるのか、他の人たちの態度はどうなるのか

わからないことばかりでした。

< 177 / 287 >

この作品をシェア

pagetop