有罪モラトリアム

彼「ユキさん。早かったですね。」

私「おはようございます。結構近かったです。」

M「よぉー。」

O「おはよう、ちま子。」

きゃーーーー!
カナタさん、民族衣装着てる・・・!
ちょーかっこいいんですけどっ!!!!

濃い青地のちょっとチャイナ服に似たような感じの服に、
白の長いズボンを着ていました。

私「カナタさん、似合ってますね~~~。」

彼「そうですか?アオザイって言うんですよ。」

私「その衣装で演奏するんですか?!」

彼「いえ、また着替えなきゃいけないんですよw」

M「おい、ユキ、俺についてはノーコメントかよw」

ん?
そういえばMも似たようなの着てるね…。
全く目に入ってなかったよ、アハハハハ。

私「はいはい。お似合いですよ。」

M「なんだそのどうでもよさ気な反応は!!!!
 女子なら普通キャーキャー言うだろ!!
 これでも俺はベトナムの貴公子とよばれ・・」

私「あ。カナタさん!もう私も着替えちゃった方がいいですか?!」(←聞いてない)

彼「もう少しするとウェイトレスの人が増えて更衣室いっぱいになるかもしれません。
  今なら空いてますよ。」

私「じゃあ、着替えちゃおっと!」

O「じゃあ衣装出すよ。ついでにこの名簿に○打っといて。」

私「はーい!」

出席簿を見ると、まだウェイトレスの人は数人しか来てない様子。
Bもまだ来てないや。
○を打って、Oさんが渡してくれた衣装を持って更衣室へ入りました。
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