有罪モラトリアム
彼「Fさんはその言葉を聞いたら大泣きしてしまって・・・。
今度は何で何でと泣きながら、理由を聞きたがってました。
好きな人も付き合っている人もいないなら、付き合って欲しいって言われました。
さすがに、酔い過ぎに気づいた彼女の友達が制止しようとしましたが、
Fさんはやめてくれませんでした。」
私はただ黙って彼の話を聞いていることしかできませんでした。
Fさんの気持ちもわかる。
カナタさんの気持ちだってわかる。
そして、Yさんがなんで彼を嫌いなのか・・・それすらわかる気がする。
彼「僕はもう追い詰められて、余裕がなかったんです。
好きな人はいます、すみません、と謝ることしかできませんでした。
Fさんはそれを聞くと、なんかぐったりしてしまって・・・。
友達に抱えられて連れて行かれました。」
私「その友達ってYさんですか?」
彼「ええ。Yと、女の子の友達ですね。数人に抱えられていました。」
私「Yさんも辛かったでしょうね。
自分の好きな人が目の前でフラれて、そんな状態になってたら・・・。
だからカナタさんが嫌いなんですね。」
彼「僕ももっとFさんの事考えてあげれば良かったのですが・・・。
あんなところで、いくら詰め寄られたからって答えるべきじゃありませんでした。
反省してます・・・。だからYに嫌われるのも仕方のないことだと諦めています。
でもユキさんまで巻き込む必要はありません。それは許せません。
だから怒ってたんですよ。」
私「そんなことがあったんですね・・・。」
誰も悪い事してないのに。
それぞれの気持ちが、バラバラの方向を向いてしまってるだけなのに。
恋する気持ちは、時にはこうやって人を憎む気持ちに変わるんだ。
彼「飲み会の雰囲気も最悪になってました。
そのまま解散になってしまって。
Mはその時丁度トイレか他の場所に行ってたんですよ。
だから事の詳細を知らなくて、ゲームの中で僕に聞こうとしたんです。」
今度は何で何でと泣きながら、理由を聞きたがってました。
好きな人も付き合っている人もいないなら、付き合って欲しいって言われました。
さすがに、酔い過ぎに気づいた彼女の友達が制止しようとしましたが、
Fさんはやめてくれませんでした。」
私はただ黙って彼の話を聞いていることしかできませんでした。
Fさんの気持ちもわかる。
カナタさんの気持ちだってわかる。
そして、Yさんがなんで彼を嫌いなのか・・・それすらわかる気がする。
彼「僕はもう追い詰められて、余裕がなかったんです。
好きな人はいます、すみません、と謝ることしかできませんでした。
Fさんはそれを聞くと、なんかぐったりしてしまって・・・。
友達に抱えられて連れて行かれました。」
私「その友達ってYさんですか?」
彼「ええ。Yと、女の子の友達ですね。数人に抱えられていました。」
私「Yさんも辛かったでしょうね。
自分の好きな人が目の前でフラれて、そんな状態になってたら・・・。
だからカナタさんが嫌いなんですね。」
彼「僕ももっとFさんの事考えてあげれば良かったのですが・・・。
あんなところで、いくら詰め寄られたからって答えるべきじゃありませんでした。
反省してます・・・。だからYに嫌われるのも仕方のないことだと諦めています。
でもユキさんまで巻き込む必要はありません。それは許せません。
だから怒ってたんですよ。」
私「そんなことがあったんですね・・・。」
誰も悪い事してないのに。
それぞれの気持ちが、バラバラの方向を向いてしまってるだけなのに。
恋する気持ちは、時にはこうやって人を憎む気持ちに変わるんだ。
彼「飲み会の雰囲気も最悪になってました。
そのまま解散になってしまって。
Mはその時丁度トイレか他の場所に行ってたんですよ。
だから事の詳細を知らなくて、ゲームの中で僕に聞こうとしたんです。」