有罪モラトリアム
そんなある日、

「ユキさん、一緒に来て欲しいところがあるんですけど、お時間ありますか?」

キ、キターー!
ドキワクです。
一体何をするのでしょうか?何かのお手伝いなのかな?!

カナタさんと一緒にある場所へ向かいました。
彼は、こっちです、と私をゲーム内のある丘へ連れて行ってくれました。
それは「星降る丘」と呼ばれている場所で、夜になると光が舞う美しい場所でした。

その時ちょうど夜になったところで、キラキラと光の輝きが綺麗でした。
思わずうっとりしていました。

私「きれーですねぇ(=´∇`=)」

彼「ユキさんと1度来た以来です。ここに来たのは。」

私「私もです。」

彼「あのとき、ユキさん、ここすごく好きだって言ってたじゃないですか。」

私「だって綺麗じゃないですか~。」

カナタさんは、それ以来急に黙り込んでしまいました。

そしたらBさんが

「カナタさん何してるんですか?私も行っていいですかぁ?(*'-')」

と・・・。

彼が断るわけないなぁと、内心ガッカリして画面をみつめていました。

彼は、
「悪いけど、今ちょっと忙しいので、また後にしてください。」

って・・・!!!

彼が初めて人の誘いを断るのをみました。
しかも忙しいって・・・?!
どういうことなんでしょうか・・・。
そもそも、なんでここに私を連れてきたの・・・?

そして、彼の口から信じられない言葉が発せられるのでした。
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