有罪モラトリアム
足音を立てないように、こっそりと自分の部屋へ戻りました。
おねーちゃんに聞こえてないよね・・・?
まだ胸がドキドキしてる・・・。
今日の彼は私には刺激が強すぎますってば。
部屋のベッドに倒れこんで、隣の部屋にいる彼の事を想っていました。
彼は大人の男性なんだし・・・やっぱり私に合わせて我慢してるのかな・・・。
うぅ。。。我慢って…。
だめ、まだそういうの自分のこととして考えられない・・・。
キスは嬉しいけど、その先はちょっと怖い・・・。
彼はきっと…経験あるんだろうなぁ…。
なんか余裕の表情だったし。
そんな話、絶対聞けないけど。
私と付き合う前はどんな人と付き合ってたんだろう・・・?
Mなら知ってるのかな?
今度こっそり聞いちゃおうかな。
1人悶々として一晩を過ごしました。
なかなか眠れませんでした。