有罪モラトリアム
第12章:バースデープレゼント
「ユキ、起きて。」
おねーちゃんに起こされ、時計を見るともう朝の9時過ぎでした。
「寝すぎじゃないの~?もう彼起きてるかもよ?」
「あ、あれっ・・。」
「ご飯下に用意してあるからね。2人で食べたら?
私もう帰らなくちゃいけないから、彼によろしく伝えといて。」
「お母さんは??」
「お父さんもお母さんも出かけちゃったよ。
じゃあね!また時間できたら帰るから。」
そっかー・・・・。
誰もいないんだ~。
う~ん・・・眠いぃぃ。
昨日なかなか眠れなかった…。
半分寝ぼけた頭で、あ。着替えなきゃと思い、
そういえば彼とお買い物に行くんだった、と思い出しました。