有罪モラトリアム
手紙を読んでいて、まず最初に思ったのが、
なんていい人なんだろうって単純な気持ちでした。
恋敵に対して、ありがとう、ごめんなさいって
こんな言葉なかなか言えないと思います。
上辺だけじゃなくって、本気の気持ちを感じ取りました。
・・・なんでカナタさんはこの人を選ばなかったんだろう?
そんなこともそっと考えました。
Yさんのことは、怖かったけど、でも結局私は何もされていません。
こんなに謝ってもらう必要もないんじゃないかって思いました。
また部室に行くことのできる機会があったら、行ってみようかな。
Fさんとお話してみたいな。
そんな風に思うことができました。
手紙を読んだ後、カナタさんへメールを送りました。
タイトル:お手紙読みました
本文:Fさんからのお手紙読みました。
お詫びとお礼が書かれていました。
私はお礼されることなんて何もしてないのに。
でも3人がちゃんと和解できて本当に良かったと思えます。
また部室に連れて行ってもらえる機会があったら、よろしくお願いします。
今日は、プレゼント本当にありがとでした!
楽しかったです。
はやく春にならないかな(笑)
すぐに返事がきました。
タイトル:良かった
本文:そうでしたか。
最近FさんとYは一緒にいることが多いです。
もしかしたら付き合ってるのかもしれませんね。
また一緒に部室へ行きましょう。
ユキさんと一緒に楽しめるのは僕も嬉しいですから。
僕も早く着ているところ見てみたいです。