有罪モラトリアム


家族のパーティを終えると、お風呂に入って
早速彼に逢いにゲームの世界へ。


時刻は既に20時半過ぎ。
彼はずっと私のことを待っていてくれました。


「ユキさん、お誕生日おめでとう。」


「ありがとうございます!」


2人でグループを組んで、ゆっくりとお話していました。


あぁ、私って幸せ者だなぁ・・・。


すると、彼が突然思い立ったように








「やっぱり逢いたい。
今から行くので、少しだけ逢って貰ってもいいですか?」





ええええ?!!
今から?!!





「車飛ばせば0時までに間に合うかも。」



「無理しなくってもいいですよ・・・。」



「そうじゃなくて、逢いたくなってしまって。」



嬉しいけど…いいのかな?



私も逢いたい、けど。



「近くに着いたら電話します。」



そういって、彼はログアウトしてしまいました。
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