有罪モラトリアム

顔がどんどん火照りを増していきます。


あぁ、どうしよう。


彼の唇はどんどん、胸元に近づいていって…


あぁああ…どうしたらいいの?


とうとうルビーのネックレスの下に。


ワンピースの肩ヒモをハラリと落とされ、


わざわざ着けてきたノンストラップのブラのホックを外されました。


っ!!!


胸に唇がっ!!!!


やだっ!見ないで・・・!!















「だ。だめです・・・・・。」





あぁ、言ってしまった。




彼は赤くなった顔で、ごめん、と言い私から離れました。



私は咄嗟にストールで胸を隠しました。



恥ずかしすぎて、何も言うこともできずに…。




「すみません、止まらなくて…。」



彼は本当に申し訳なさそうに言いました。


彼が悪いんじゃないの。
受け入れられない私がだめなの…。

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