有罪モラトリアム


そこに現れたのは、どう見ても男の人だったのです…!

私に女って言ったくせに!!!

やっぱりずっとネタにされてただけなんだ…!!


みんなは「ガー子って若いんだ。」

「男だったんだねー。」と、

今まで正体を明かさなかったガー子に興味津々の様子。


「お前がユキか?」


人のこと、いきなり「お前」呼ばわりです。

歳は私とそんなに変わらないかも。

なんなの…?この人…??


「そうだけど…。」


「本当にチビなんだなw」


ちょっとムッとしました。

わかった、この人、私のこと嫌いなんだ!

だから騙したり、いじわるしたり、勝負申し込んだり、彼氏をダーリン呼ばわりしたり…

だからなんだ。

やっと、本当のことがわかった!


ガー子は私に何か話しかけようとしましたが、

私は無視して、Bに話しかけに行きました。



ガー子となんて話したくない。

ガー子なんて嫌いだもん。



そして、みんなでカラオケにいくことに。

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