有罪モラトリアム

面白いモノ

あれからというもの、カナタさんと2人っきりで話す機会はまだありませんでした。

何を言おうとしてたのか、ものすごーく気になりましたが・・・
自分から言い出すことができずにいました。

そんなある日のこと、突然Mが内緒話で話しかけてきました。

M「おっす。」

私「ん?」

M「あのさぁ、悪いんだけど聞きたい事があるから正直に答えてくれない?」

私「なに?急に・・・」

M「ユキって本当に高校生の女の子なんだよね?」

私「そうだよ?」

M「ふぅ。そうか。」

私「それがどうかしたの?別に信じないならいいけどw」

M「いや、信じるけどw 確認したかっただけw」

私「なんで急にw」

M「こないだ、俺がカナタの家からログインした時言った事覚えてる?」

私「えーっと・・・。なんかおもしろいもの見つけたとか言ってたっけw」

M「そうそう。ソレなんだよ。」

私「何が言いたいのw」

M「カナタには言うなよ?あいつのパソコンのデスクトップにさぁ。

ユキとあいつのツーショットの写真が貼り付けてあったもんだから。」
< 27 / 287 >

この作品をシェア

pagetop