有罪モラトリアム

彼「嬉しくて泣きそうだ」

私「もう泣いてます」

彼「気づいたら、ユキさんのことばっかり考えてしまうんです」

私「私もです」

彼「迷惑かと思って言えなくて」

私「うれしい」

彼「会う前にどうしても言いたかったんです。
  でもこれで会うのが余計に恥ずかしくなりましたw」

私「私も恥ずかしいですw ガッカリしないでくださいね・・・。」

彼「ガッカリだなんてとんでもないです。僕こそ何て思われるかw」

私は彼の人柄がものすごく好き。
こんなにも優しい人に今まで会った事がありません。
たとえどんな容姿でも、私は彼を好きでい続ける自信がありました。
彼が私の事をどう思ってくれるか、それだけが不安でした。

彼「でも、ユキさんに早く会いたいです。」

私「カナタさんに会いたいです。」

そのまま、2人のキャラクターは見つめ合ったまま、立ち尽くしていました。

気持ちが重なりあった、初めての瞬間でした。

どれほどの時間が経ったのか覚えていません。

気づくとすっかり深夜になっていました。
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