有罪モラトリアム

初めてのオフ会


私の隣に彼がいる

静かに表情を変えたり、

低い声で話したり、

一緒に歩いたり、

顔を見合わせたり、

たしかに彼がそこに存在していた


「ユキさん」

と、名前を呼ばれる度に

くすぐったくて嬉しくてたまらなかった

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