有罪モラトリアム

居酒屋に到着しました。
彼は私の隣に座ってくれました。
こんなに近くに彼が座っているなんて、まだなんだか現実味がなかったです。
少し緊張したけども、すぐ隣に彼がいてくれることが嬉しかったです。

M「んじゃ、とりあえずみんなドリンク注文して~。飲み放題3時間!」

彼「ユキさんは何を飲みますか?」

最初からお酒を飲むのは抵抗があったので、最初はウーロン茶を頼みました。
彼はカクテルを注文しています。
みんなカクテルやら、チューハイ、ビールなんかを注文していました。

M「えっとー、みんな集まってくれてありがとう!
それじゃあ、第一回オフ会を祝して~~~
カンパーーイ!」

カンパーイ!

メンバーのみんなはほぼ大学生。
話が合わないわけがありません。
Mが仕切り上手なのもあってか、話は弾んでいきました。

メンバー全員で遊んだ時のこと。
誰かがドジってしまったこと。
画面の前で大笑いしてしまったこと。
偶然みつけた珍しい敵をメンバー皆でなんとか倒した時のこと。

私はリアルで、ゲームの話をする相手がいなかったから、
仲間たちとゲームの話を思いっきりできることはすごく楽しかったです。

お酒もどんどんすすみます。
すると、今度はリアルの話もするようになってきました。

メンバー「ねーねー、Bって彼氏いるの~?w」

B「いませーんw 募集中でーすw」

メンバー「まぢで?!」

えっ・・・いるんじゃなかったの?!(別れる寸前の彼氏が!)

メンバー「ユキちゃんは~~?w」

ぅっ・・・私にも一応聞いてくれるのね・・・。
これはなんて答えればいいんでしょぅか!?
カナタさんの目の前なんですけども!!

私「えっと・・・・。」

返答に困る困る・・・。
カナタさぁぁん。

メンバー「なんかユキちゃんってお嬢様っぽいよねw」

私「えっ?!」

やっぱ浮いて見えたのかな・・・。
世間知らずなところは認めますけども(T▽T)
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