有罪モラトリアム

B「ねーねー。今度うちの学校でファッションショーするんだけど、誰か遊びに来ない?!」

Bはどうやら美容系の専門学校へ通っているみたいでした。
そこから発展して、みんな自分の大学のことも話すように・・・

そして、Mが

M「俺とGは一応法律専攻してるよw」

Σ(・口・)!!
なるほど、Mはともかくカナタさんの真面目さ、行動力、知識の豊富さ・・・
法律とかすごい向いてそう・・・。

ぅぅ、ばかでゴメンナサイ。
ってか、彼と私って・・・

ちゃんと釣り合ってるのかなぁ・・・。

並んで歩いて、ちゃんと恋人同士にみえるのかな。

ぃゃぃゃ、彼はリアルでお付き合いしましょうなんて言って無いんだから・・・そんな心配いらないのか(´・ω・`)

彼は私の事すきですって言ってくれただけだもん・・・。

ただゲームの中で一緒に遊びたいだけなのかもしれないし・・・。

期待して、裏切られることは、辛いから。
だったら、最初から期待なんてしないほうがいい。
心の中で、そっと、そんな後ろ向きなことを考えていました。

私は欲張りだ。

仮想世界で彼と両想いになれたからって

リアルの彼まで欲しくなってる・・・

彼とリアルで会えて、

ますます好きになっちゃったなんて。

こんな欲張りな気持ち・・・どうしたらいいんだろ。

この気持ちは、ゲームとリアル、別々に分けなくちゃいけないのかな・・・?

彼は・・・分けられるのかな・・・?

私には、無理です・・・。
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