有罪モラトリアム
ふらふらと席に戻ろうとすると、
見知らぬ男の人が私に何か話しかけて来ました。

でも周りが騒がしすぎて何を言っているのかよく聞き取れません。

???

え?どこ連れて行くの・・・?

男の人はしっかりと私の腕をつかんでどこかへ連れて行こうとしました。

男「こっちで一緒に飲もうよw」

え?え?

私の席、こっちなんですけど。


M「俺の連れなんだが。」

がしっと、いきなり男の人の腕をつかんだのはMでした。
男の人は慌ててどこかへ行ってしまいました。

M「あぶないあぶない。おい、大丈夫か?顔真っ赤だぞ?」

私「あれ・・・?M・・・?」

M「おいおい・・・。トイレに来て良かったよ・・・。」

そのままMは私を席まで連れて行ってくれました。

M「おい、カナタ。ユキ、男に拉致されそうになってたぞ。」

彼「拉致?!!!」

B「ユキ?!大丈夫?!!!」

彼「ゆ、ゆきさん。何かされたんですか?!!」

私「ほぇ・・・。」

彼の心配そうな顔。

Bも心配そうに私の顔を覗きこんでる。

Mはヤレヤレと言った様子だ。

他のメンバーもこっちを見ている。

ぅーん・・・世界がグルグル・・・。

うっ・・・気持ち悪い・・・。


私「ちょっと・・・休みたいれす。」

Yukiは桃カクテル1杯に倒された・・・・・・。

私の覚えていることは、ここまででした・・・。


今思い出しても、とても痛々しい思い出です・・・。
というか恐ろしい・・・w
忘れてしまいたい(T▽T)
Mの助けがなかったらどうなっていたことやら。
初めてお酒の怖さを知ったエピソードでした。
これ以来は、お酒はコップ半分までと決めています。
よく飲み会でつぶれている人をみるたび、この時の過去の自分を思い出しますね・・・。
Bの挑発にのって、ヤケ酒してしまったんですね。
しかも彼の前で。
トイレに行って歩き回って、全身にお酒が回ってしまったのでしょう。
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