有罪モラトリアム

夜はすっかり更けて、もう寝なくちゃいけない時間になっていました。
私は最近は夜中の1時までにはログアウトするように心がけていました。
あんまり遅くまで起きていると家族に心配されるのもあったし、
次の日学校があると起きれるか心配だし(この時は冬休みでしたが)、
何よりも彼が一番心配してくれるから・・・。


私「それじゃあそろそろ寝ますね。」


彼「はい。おやすみなさい。」


私「今日はすごく楽しかったです。指輪とペンギンありがとでした(/ω\) 」


彼「僕も楽しかったです。またどこか行きましょう。」



なんだか彼を好きになれば好きになるほど、
ログアウトやお別れが寂しくなってきます。

大人になればずっと一緒にいられるのかな。

だったら早く大人になりたいな。

16歳の、単純で、純粋な願い事でした。
< 95 / 287 >

この作品をシェア

pagetop