有罪モラトリアム
彼女の本音
次の日、昨夜のCさんの「Mが気になる」という言葉が気になって、
私はBに気持ちを尋ねてみることにしました。
私「ねぇ、B、ちょっと聞きたい事があるんだけど・・・。」
B「ん?なぁに?」
私「えーと。BってMのこと好き?」
あまりにも唐突な聞き方ですが・・・他になんて聞けばいいのかよくわからなかったので、率直に聞いてしまいました(・_・;)
B「なにそれw Mに聞けって言われたの?」
私「違うよー!私が勝手に聞いてるだけw」
B「ふーん・・・。じゃあMからは何も聞いてないの?」
私「うん。何か言われたの・・・?」
B「私、Mに付き合おうって言われてるのw」
私「ええええ?!ってことはMってBのことが好きなんだ!」
B「さぁねw」
私「さぁねって・・・。
付き合おうって言うんだから、好きに決まってるじゃんw」
B「ちょっとユキと話したいなw どっか一緒に行かない?」
私「うん!」
私はBと一緒に組んで、Bがどこでもいいよって言ったので、魔法を使って場所を移動しました。
ある塔に着くと、Bは私を置いてスタスタと湖の方へ走り出しました。
B「こっちおいでw」
そこは広い草原にある湖の前でした。
モンスターが湖の周りをウロウロしていました。
Bは立ち止まって話し始めました。
B「断ろうと思ってるの。」
私「なんで?!!私はBとMって性格も似ててお似合いだと思うんだけど。」
B「うーん・・。」
Bは少しの間黙っていました。
B「Mが嫌いってわけじゃないよ。好きじゃないわけでもない。」
好きじゃないわけでもない=好きってことでは・・・?
私「じゃあ何で・・・?」
B「じゃあ、逆に聞くけど・・・ユキは何でカナタさんと付き合うことにしたの?」
私「それは・・・私は彼のこと好きだなぁって思ってたから。」
B「それだけ?告られたのって会う前でしょ?」
私「うん。」
B「好きってだけで、付き合おうって思えるの?」
私「うん・・・。何かおかしいかな・・・?」
Bはまた暫く黙ってしまいました。