二つ星
優等生
今日からのんたの学校で、先生達が講習をするんだって。
のんた、反抗しなきゃいいんだけど…
「はっちゃん?」
「萠ちゃん…」
この子萠<メグミ>ちゃん。
いつも一緒に行動してるお友達。
「なんかあったの?」
「いや、なんもないよ!!」
「もしかして…お姉さん?」
「ち、違うよ~!!」
「笑えてないよ?」
「…実はそうなんだよね」
「確か今日は数学だから…縦本先生だよね?」
「あの先生ってすぐ人と比べるから…のんたが嫌いなタイプの先生なんだよね…」
「そりゃ、心配にもなるわ」
「だけど大丈夫だよ?それは双子の宿命だから♪」
「辛かったらいつでも相談に乗るからね?」
「ありがとう~!!」
だけど…
本当に不安だな…。
この胸騒ぎ…
嫌な予感がするな…。
「赤間さん!!」
「た、縦本先生!?」
あれ!?
今日から静城で講習じゃないの!?
なんでいるの!?
「貴女のお姉さんどんな性格しているの!?」
「どんなって言われましても…」
「先生に反抗しるなどあり得ませんよ!?」
やっぱり…。
反抗したんだ…。
困ったな…。
「私から言っときます」
「厳しくお願いしますよ!?」