細い女の子なんて大っ嫌い‼
学校でのお話。
「人生で1度しか
 告られたことない?
 …そういう人いるんだ。」


あたしの机に小さいお尻を乗っけて
鼻で笑った帆波ちゃん。


そんな無神経なことを
さらりと言った帆波ちゃんを
あたしは軽く睨んだ。


結構あたしって固いオーラ放ってんのか
告られたことないの?
なんて言われることは滅多にない。


うん、最悪な告られ方、した…。


脚が太い所なんて気にしてない…?!
ふざけんなって言って
病院送りにしてしまったような気がする…。


男子は顔で選ぶんじゃないの?
じゃああたしはモテるはずなのに。
って考えが良くないのかなー…
なんてぼんやり考えた。


…でもさ、でも、帆波ちゃん。


知的クール美人の帆波ちゃんには
わかんないかもしれないけど…
告られたことない人なんて
たくさんいるって!


なんか、男子や女子に
山田がお前(または奈那ちゃん)のこと好きだって~
とか…
冷やかされると、
真面目に
絞めてやりたくなる。


あたし、冷やかされるのムカつくから…
だから一生彼氏とか出来ないのかな…。


正直、ウザい…この人。


って思って睨んじゃうから。
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