【完】ペテン師との甘い夜
そのキスは今までに味わったことのない、体中を強く刺激するようなキス。



彼の熱いものが私を甘く心地良くさせて、体がふわふわした。



ありえない。



こんなの、生まれて初めて………



私は息が詰まるくらい、その甘さに酔いしれた。



そっと彼の顔が離れる。



「ね?満足したでしょ?伊織。」



彼は私の名前を呼ぶ。



「なんで私を知ってるの?」



「オレは何でも知ってるよ。」



彼は目を吊り上げ笑った。
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