【完】ペテン師との甘い夜
「ねっ?伊織はまだ、分かってないんだね…。」
セキの支配するような声が耳元で響く。
「君はオレから、逃げられないんだよ。」
私はそっと首を捻ってセキの表情を伺う。
私の視線と彼の視線が重なった。
にぃっと笑う彼の細い瞳。
ああ…私は彼を求めている。
ただ、それだけを思った。
私は彼に心も体も捧げる形になる。
「いい子だね…。」
私はこうして、彼に溺れていった……。
セキの支配するような声が耳元で響く。
「君はオレから、逃げられないんだよ。」
私はそっと首を捻ってセキの表情を伺う。
私の視線と彼の視線が重なった。
にぃっと笑う彼の細い瞳。
ああ…私は彼を求めている。
ただ、それだけを思った。
私は彼に心も体も捧げる形になる。
「いい子だね…。」
私はこうして、彼に溺れていった……。